2019年11月の税金支払期限のお知らせ 霜降・ザクロ

ザクロ

ザクロ(柘榴)は世界各地で栽培されていますが、日本では東北以南の各地で主に観賞用として、家庭の庭などに植えられています。

ザクロの原産地は、イランやアフガニスタンなどの中近東と考えられていますが、イタリアやスペインなどの南ヨーロッパや北アフリカという説もあります。

ザクロは、イランやトルコでは有史以前から果樹として栽培されてきました。また、中国でも紀元前200年頃の漢王朝の頃から、漢方薬として利用されてきた歴史があります。

ザクロはひとつの果実の中に、たくさんの果肉(種のまわりの赤く、透き通った部分)ができることから、世界各地で「子宝」や「子孫繁栄」の象徴とされてきました。

またザクロは「むくみの解消」、「高血圧の予防」、「動脈硬化の予防や改善」など美容や健康によい果実ともいわれています。

ザクロは自家結実性ですが花がつきにくい上、日本ではせっかく花がついても開花が梅雨の最中なので、結実はあまりよくありません。

ザクロは果実が割れ始めるころに収穫するのが確実ですが、熟期になって色がよければ、割れていなくても収穫できます。

ザクロの果実は、国産、海外産のものにかかわらず、9月から11月初旬に出回っているものが、甘みが強く、程よい酸味があるとされています。

日本で売られているザクロのほとんどはアメリカ産の「ワンダフル」と呼ばれる品種です。ワンダフルは甘く、日本のザクロのように果実が割れないのが特長です。

一方、イラン産のザクロは「メイコーシュ」という品種で、最高品種と呼ばれています。メイコーシュは果実の皮が薄いのが特長です。

海外ではザクロの果汁や果肉を、ジュースやさまざまな料理に使っています。赤いカクテルに使われる「グレナデンシロップ」は、今ではいろいろな果汁や香料でつくられていますが、元々はザクロの果汁からつくられたものです。

ザクロを選ぶときは手に持った時にずっしりと重量感があり、皮に傷などがないものがよいようです。ザクロは皮をむかなければ、常温でも数週間は日持ちします。

霜降

今月の24日は、二十四節気の「霜降(そうこう)」です。

『晩秋の夕暮れ』

早朝に霜が降りはじめるほど寒くなる頃という意味ですが、晩秋を迎えて北の方では朝霜が降り、山々は次第に紅葉に染まっていきます。

休日には紅葉狩りに行かれるという方もいらっしゃることと思いますが、この時期になると、日が暮れた後は気温がグッと下がって肌寒く感じられるようになってきますので、体調管理にはくれぐれもお気をつけください。

期限は、11月11日 控除証明書にも注意

・毎月支払いの場合の10月分の源泉所得税・住民税の特別徴収税

上記の支払期限は、11月11日(月)となります。ご注意ください。

また、この時期になると、ご加入になっている保険会社等から生命保険料控除や地震保険料控除の証明書が届き始めていることと思います。

年末調整や確定申告のときに必要となりますので、なくさないように保存していただきますようお願いいたします。