2023年6月の税金支払期限のお知らせ 小満・シャクヤク

シャクヤク

シャクヤク(芍薬)は東アジア原産の多年草で、古典園芸植物のひとつです。シャクヤクは中国北部、シベリア南東部、朝鮮半島などに自生し、中国では古くから栽培されていました。

シャクヤクの名前は姿がしなやかで優しい様を意味する「綽約(しゃくやく)」に由来するといわれています。またヨーロッパでは美しい花はよく「バラ」に例えられ、フランスでは「聖母のバラ」、スペインやイタリアでは「山のバラ」と呼ばれています。

シャクヤクは平安時代以前に日本に薬草として伝わり、その後江戸時代からは「茶花」として観賞用にいろいろな種類の園芸品種が作られました。ヨーロッパへは18世紀前半に伝わり、イギリスやフランスを中心に品種改良が行われてきました。

シャクヤクは高貴な美しさを漂わせる植物で、女性の美しい立ち居振る舞いが「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」と形容されてきました。シャクヤク、ボタン、ユリはすべて婦人病によく使われている薬草です。

シャクヤクの開花時期は4~6月で、5月の中旬に見頃を迎えます。また花持ちは4~7日程度で花束や鉢花、華道の花材に用いられます。

シャクヤクは花屋さんに並ぶのも、初夏が中心です。シャクヤクは、英名の「ピオニー(Peony)」の名で流通していることもあります。

シャクヤクはつぼみのときはゴルフボールくらいのサイズですが、開花すると10~15cmくらいになります。

シャクヤクの花色は、紅色や桃色の他、紫紅色や白などがあり、花の形は一重咲き、八重咲き、翁咲きなどの種類があります。

シャクヤクと見た目がよく似ているボタンは、豪華で大きな花をつけるという共通点があります。シャクヤクとボタンは見た目がよく似ているので混同されがちですが、見分け方があります。

シャクヤクの葉は厚みがあって表面はツヤがあり、切れ込みがなく丸くなっています。ボタンの葉にはツヤがなく、フチには切れ込みが入っています。葉はシャクヤクの方が小さいです。

シャクヤクはバラのような甘い香りがします。ボタンは香りが弱いため開花中に香りを感じることはあまりありませんが、わずかに柑橘系のよい香りがします。シャクヤクとボタンは開花が一部重なるため、開花時期だけでシャクヤクかボタンかを判断するのは難しいです。

シャクヤクは「ツバキ」のように花が開花した状態でそのまま下に落ちますが、ボタンは「サザンカ」のように花びらが1枚ずつ散っていきます。ボタンは花が散るのが早いのも特徴です。

小満

今月の21日は、二十四節気の「小満(しょうまん)」です。

『初夏の運動会』

暦の上では、農家が田植えの準備を始める頃であり、動植物にも活気があふれます。

また、秋にまいた麦の穂がよく熟する頃で安心する(少し満足する)という意味もあります。

陽気もよくなり草木が成長して茂る頃ですが、まだ身体が暑さに慣れていない時期ですので、熱中症の対策等をしつつ、体調管理にはくれぐれもお気をつけください。

期限は、6月12日 

・毎月支払いの場合の5月分の源泉所得税・住民税の特別徴収税

上記の支払期限は、6月12日(月)となります。ご注意ください。