ツルニチニチソウ
ツルニチニチソウ(蔓日々草)は、ツルニチニチソウ属(ビンカ属)の常緑亜低木です。ツルニチニチソウの分布域はスイスから地中海沿岸部の大部分、ポルトガルからトルコ、北アフリカにあり、標高800mまでの森林地帯、土手や川岸などのやや湿り気のある場所などに広く自生しています。
ツルニチニチソウの別名「ツルビンカ」のビンカはラテン語で「紐」や「結ぶ」を意味し、長いつるを花輪に利用したことに由来しています。
ツルニチニチソウは栽培が容易で美しい花を咲かせることから世界の多くの地域に導入され、現在では北アメリカ、南アフリカ、オーストラリアの他、日本でも逸出したものが野生化し、帰化植物として定着しています。
ツルニチニチソウは常緑なことから不死のシンボルとされ、ツルニチニチソウを身につけていると繁栄と幸福がもたらされるという言い伝えもあります。
ツルニチニチソウの開花時期は3月~6月で、茎の上部の葉腋から花柄を伸ばし花径3~5㎝程度の花を咲かせます。
ツルニチニチソウの花は一斉に咲くわけではなく、長い期間次から次へと開花します。
ツルニチニチソウの花色は紫、青、白があり、傾斜地や半日陰地、常緑樹の足元などグラウンドカバーに使われることが多く、性質は非常に強健です。
ツルニチニチソウは、寒さや乾燥にも耐え、半日陰でも良く育ち繁殖も株分けで容易にできます。
ツルニチニチソウは日本では「ツルニチニチソウ(Vinca major)」と、それより小型の「ヒメツルニチニチソウ(Vinca minor)」の2種がよく育てられています。
ツルニチニチソウはヒメツルニチニチソウと比べると寒さにはやや弱く、暑さにはより強い品種です。ツルニチニチソウは、葉に斑の入る品種がガーデニング素材として親しまれています。斑入り品種は花つきがあまりよくないものの緑葉に白や黄色の斑が入り、斑の入り方も多様です。
ヒメツルニチニチソウは、ヨーロッパの中部から南部地域に分布するツルニチニチソウの近縁種です。ツルニチニチソウに比べると全体的に小さく、花は花径2.5㎝前後です。ヒメツルニチニチソウは、「ビンカ・ミノール」の名前で流通することもあります。
ツルニチニチソウは、春から秋にかけての長い開花期が特徴の「ニチニチソウ」とは別の属に分類される近縁種です。ニチニチソウは一年草なので性質は全く異なりますが、花の姿はツルニチニチソウとよく似ています。
芒種
今月の6日は、二十四節気の「芒種(ぼうしゅ)」です。
「芒」とはイネ科植物の穂先にある毛のような部分のことで、暦の上では、稲などの穀物の種をまく時期という意味です。
梅雨入りも間近で少し蒸し暑くなってくる頃ですので、体調管理にはくれぐれもお気をつけください。
期限は、6月30日
・4月決算法人の確定申告(法人税、消費税・地方消費税、法人事業税、法人住民税)
・10月決算法人の中間申告
上記の申告書の提出期限および税金の支払い期限は、6月30日(金)となります。ご注意ください。