ハナニラ
ハナニラは、星のような形をしたイフェイオン属の多年草で、原産地は南アメリカです。
ハナニラの名前は、葉や茎が傷つくと「ニラ」のようなにおいがすることに由来しています。ハナニラは花の形から、英語では「スプリングスターフラワー」とも呼ばれています。
ハナニラはガーデニングの引き立て役として重宝されますが、ほとんど手がかからないため育てやすいことも魅力の一つです。
ハナニラは洋風や自然風の庭に向きますが、和風の庭でも使うことは可能です。ハナニラは地植えで育てることがほとんどですが、花壇の縁取りや大きめの寄せ植えの鉢の縁に植えて葉物兼用として用いられることもあります。
ハナニラの主な開花時期は3月~4月ですが、少し早い2月~3月に咲く「黄花ユニフロルム」や12月頃から咲き始める「イフェイオン・パルビフローラ」などもあります。
ハナニラの花色には基本種の淡い紫色をはじめ、白、ブルー、黄色、ピンクなど豊富です。ハナニラは細い葉の茂みから花茎が立ち上がって、茎の先端に直径3㎝ほどの6弁の花が平らに開くのが特徴です。
一般的に見かけるハナニラは、ユニフロルムの改良品種です。ハナニラは花色違いの品種が多く、品種によっては先祖返りしやすいものもあります。
ハナニラは光に反応する性質で、夜や曇り、雨の日は花が開きません。ハナニラは太陽に向かって花を咲かせるため、朝は東、午後は真上、夜は西を向き、時間帯によって花の向きが動く特徴があります。
ハナニラは観賞用の園芸植物なので、食べることはできません。まったく同じ名で野菜として流通している「花ニラ」は、野菜のニラの花です。
野菜のニラの花の開花時期は、夏から秋にかけてです。観賞用のハナニラとの違いは、ハナニラは1本の茎の頂点に花がひとつ咲くのに対して野菜の花ニラは1本の茎の頂点に複数の小さな花が開花します。食用の花ニラとして流通しているのはつぼみの状態で、開花する前に収穫します。最近は葉ではなく、花を収穫する目的の品種もあります。
ハナニラとよく似た花に、「オオアマナ」と「タマスダレ」があります。オオアマナは、オーニソガラムの一種です。ハナニラとオオアマナの違いは、花の付き方です。ハナニラは1本の茎からひとつの花が咲き、オオアマナは1本の茎から複数の花が咲きます。
タマスダレは、ヒガンバナ科の球根植物です。ハナニラとタマスダレの違いは開花時期で、ハナニラは春、タマスダレは7月~9月です。
啓蟄
今月の5日は、二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」です。
「啓」はひらく、「蟄」は土の中にとじこもっていた虫(蛙や蛇)のことで、暦の上では大地が温まって、冬ごもりから目を覚ました虫が、穴をひらいて姿をあらわす頃という意味です。
ひと雨ごとに暖かくなり、日差しも春めいてくる時期ですが、花粉症の方にとってはつらい時期でもあります。
感染症の影響も気になるところですが、体調管理にはくれぐれもお気をつけください。
期限は、4月1日
・1月決算法人の確定申告(法人税、消費税・地方消費税、法人事業税、法人住民税)
・7月決算法人の中間申告
・個人事業者の令和3年分消費税・地方消費税の確定申告
上記の申告書の提出期限および税金の支払い期限は、4月1日(月)となります。ご注意ください。