シモツケ
シモツケ(下野)は本州、四国及び九州、朝鮮半島、中国に分布するバラ科の落葉低木です。シモツケは、日当たりのよい山地の草原や岩場に自生します。
シモツケの和名は「下野(しもつけ)の国(現在の栃木県)」に自生が多かった、あるいは最初に同地で発見されたことからシモツケと命名されたとされています。また、花穂に霜が降りたように見えるため「霜付け」になったという説もあります。
シモツケは中国名では「シュクセンギク(繍線菊)」と呼ばれますが、繍線は俘囚(ふしゅう)になった父親を捜した中国の少女の名にちなみます。
シモツケは大きくならず観賞期間がとても長いため、初心者でも親しみやすい花木です。シモツケは花色や葉色が変化した園芸品種が多数あり、春から秋まで変化を楽しむことができます。
シモツケの開花時期は5月中旬~6月で、風情のある3~5㎜ほどの小さな花を枝先にたくさんつけます。
シモツケの花色は赤紫から白、ピンクなどがあります。花びらは5枚でめしべは5個、多数あるおしべは花弁より遥かに長く花には微香があります。
シモツケの葉は先端の尖った長楕円形で長さ1~8㎝、幅1~4㎝ほどで縁には不揃いの鋭いギザギザがあります。
シモツケは花の後に袋状の乾いた果実ができ、9~10月に熟すと自然に裂けます。シモツケは結実しやすいですが、繁殖は通常挿し木や株分けによります。
シモツケ属は約70種が北半球の温帯に分布し「シジミバナ」や「ユキヤナギ」、「コデマリ」など、多くの種が栽培されています。
シモツケの園芸品種や変種は「シロバナシモツケ(会津シモツケ)」や「コシモツケ」、「ゴールドフレーム」、「ホワイトゴールド」など多くあります。
シモツケは同じバラ科の「シモツケソウ」と区別するためシモツケを「キシモツケ(木下野)」と呼び、シモツケソウを「クサシモツケ(草下野)」と呼んで区別することがあります。
シモツケは茶花に使われるなど和風庭園では定番ですが、シモツケの花には洋風の雰囲気があり和洋問わず様々な形式の庭に使うことができます。
芒種
今月の5日は、二十四節気の「芒種(ぼうしゅ)」です。
「芒」とはイネ科植物の穂先にある毛のような部分のことで、暦の上では、稲などの穀物の種をまく時期という意味です。
梅雨入りも間近で少し蒸し暑くなってくる頃ですので、体調管理にはくれぐれもお気をつけください。
期限は、7月1日
・4月決算法人の確定申告(法人税、消費税・地方消費税、法人事業税、法人住民税)
・10月決算法人の中間申告
上記の申告書の提出期限および税金の支払い期限は、7月1日(月)となります。ご注意ください。