アゲラタム
アゲラタムはメキシコ東部から南西部、ベリーズ、エルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラスに分布するキク科カッコウアザミ属(アゲラタム属)の一年草、または二年草です。
アゲラタムは標高1,000mまでの牧草地や森林の開けた場所、低木林の中などに自生しています。アゲラタムは耐暑性が高く、強健な性質です。
アゲラタムの別名には「オオカッコウアザミ(大藿香薊)」や「ムラサキカッコウアザミ(紫霍香薊)」がありますが、鳥の「カッコウ(郭公)」とは関係ありません。生薬の「カッコウ(藿香)」になる「カワミドリ(川緑)」という植物に葉が似て、花が「アザミ」に似ていることに由来しています。
アゲラタムは美しい花を咲かせることから広く栽培されており世界中で帰化していますが日本でも奄美大島など一部地域で帰化しており、鹿児島県では遺棄・導入・逸出防止のための重点的な啓発活動が必要な植物として「重点啓発種」に選定されています。
アゲラタムの開花時期は、5月~11月です。アゲラタムは花期になると茎の頂部に花序を出し、頭状花(とうじょうか)を多数咲かせます。
アゲラタムの頭状花は、直径0.6~2㎝程度の大きさです。アゲラタムは筒状花のみで形成されており、キク科の植物によく見られる花びらのような舌状花はありません。
アゲラタムは35~70個の筒状花が密生しており、花冠からは雌しべの花柱が長く突出します。
アゲラタムの花色はブルー、白、ピンク、薄紫で、草丈は15㎝~80㎝です。アゲラタムの花は長い花期の間、次々と開花します。
アゲラタムは、全体の花姿が「ユーパトリウム」によく似ています。ユーパトリウムは「シュッコンアゲラタム(宿根アゲラタム)」の名前でも流通していますが、ユーパトリウムはコノクリニウム属に分類されておりアゲラタムとは別属です。
アゲラタムは一年草で、こぼれ種子で翌年も新株が生えてくることがあります。ユーパトリウムは多年草(宿根草)で毎年咲き、地下茎で増えます。
アゲラタムは葉は丸く葉幅と葉の長さが同じで、鋸歯はユーパトリウムに比べてややわかりずらい印象です。ユーパトリウムの葉は両端が角張り葉先はやや尖り気味で、鋸歯はやや粗めです。
またアゲラタムの茎などに生える毛はよく目立ちますが、ユーパトリウムの茎などに生える毛は目立ちません。
小雪
今月の22日は、二十四節気の「小雪(しょうせつ)」です。
暦の上では、雨が雪にかわって舞いはじめる頃という意味ですが、真冬でも雪があまり降らない地域であっても、寒さが日増しに感じられるようになってくることもあり、冬の入口にあたると言えるでしょう。
木々の葉が落ち、山には初雪の便りが届く時期ですので、足元が冷えるように感じられ、こたつやヒーター等で暖をとることも多くなるのではないでしょうか。
空気も乾燥してくることと思いますので、体調管理にはくれぐれもお気をつけください。
期限は、12月10日
・毎月支払いの場合の11月分の源泉所得税・住民税の特別徴収税
上記の支払期限は、12月10日(火)となります。ご注意ください。