ヒイラギナンテン
ヒイラギナンテン(柊南天)は中国原産で、近縁種も含めると台湾から北米・中米にかけて分布するといわれており、別名「トウナンテン」とも呼ばれています。
ヒイラギナンテンの名前は、葉がヒイラギによく似て棘(とげ)のあることや、ナンテンのように複葉であること、果実のつき方がナンテンに似ていることに由来しています。
ヒイラギナンテンは江戸時代の初期に日本に渡来し、繁殖力が強く耐暑性に優れており、病害虫の発生もほとんどないため、庭木や公園樹として東北地方より南の地域で広く植えられています。
ヒイラギナンテンは樹高1.5~2m程度に成長する常緑性低木で、葉は常緑で落葉しませんが、冬になると寒さで赤褐色に色づき、紅葉しているようにも見えます。
ヒイラギナンテンの花期は2月~4月で、茎の先から数本の長い総状の花穂を出し、花径7mm前後の小さな黄色い花を多数咲かせます。
ヒイラギナンテンは、常緑で濃い緑色の葉、早春に多数つく黄色い花、初夏に熟すブルーベリーのような黒青色で粉を吹いた果実と、1年を通じて観賞できる植物です。
ヒイラギは庭の東北、ナンテンは庭の南西に植えるといいと言われますが、ヒイラギナンテンは、そのどちらにも植えられているのをよく見かけます。
ヒイラギナンテンは庭の和洋を問わずよくなじみ、地際から数本の枝を出して株立ちになるため、生け垣にも利用することができます。また、枝はあまり分枝せず剪定によってコンパクトにまとまるため、狭い場所でも楽しむことができます。
雨水
今月の19日は、二十四節気の「雨水(うすい)」です。
暦の上では、雪から雨へと変わり、氷が融けて水になる頃という意味ですが、実際にはまだ雪深い地域も多いことでしょう。
降り積もった残雪が溶けだして流れ出る雪溶け水は、春の足音を感じさせてくれますが、これからも気温によっては雪が降ることもありますので、体調管理にはくれぐれもお気をつけください。
期限は、3月11日 15日も注意
毎月支払いの場合の2月分の源泉所得税・住民税の特別徴収税の支払期限は、3月11日(月)となります。
また所得税の確定申告、贈与税の申告、国外財産調書の提出期限および税金の支払い期限は、3月15日(金)となりますので、ご注意ください。