ハナビシソウ
ハナビシソウは、北アメリカ西部を中心に分布する一年草で、山腹や丘陵などの日当たりの良い乾燥した場所に群生しています。
ハナビシソウ属(Eschscholzia)の学名は、エストニア系ドイツ人の医師で植物学者の「エッショルツ(Eschscholz)」の名前に由来しています。
多くのハナビシソウの自生種が分布する米国カリフォルニア州では、ハナビシソウは州花となっており、「カリフォルニア・ポピー」とも呼ばれています。
ハナビシソウは、日本へは明治初年頃に渡来し、花が家紋の「花菱」に似ていることから「ハナビシソウ(花菱草)」の和名が付けられました。
ハナビシソウの花期は4月中旬から6月で、細く立ち上げた茎の頂部に、鮮やかな色の花を盃(さかずき)状に大きく開いて咲かせます。
ハナビシソウはつぼみの時点では、花の形からは想像できない「とんがり帽子」のような形のつぼみをしていて、開花する瞬間にかさが取れて開花します。
ハナビシソウの花は花径が5~7㎝程度で、扇形の4枚の花びらがあり、日が当たると開き、夜間や雨天は閉じる性質があります。
ハナビシソウの花色はオレンジ色が基本ですが、園芸品種には赤やピンク、アイボリー、オフホワイト、アプリコットなど豊富な品種があり、花の咲き方も一重咲きの他、八重咲き品種も流通しています。
ハナビシソウの葉はシルバーグリーンの色合いで細かく切れ込みが入り、株は地際から自然に枝分かれして40~60cm程度まで成長します。
そのためハナビシソウを群生させると遠くからでもよく目立ち、最盛期には地面を覆いつくして花のカーペットのような美しい風景を作ります。
ハナビシソウは多湿な環境を嫌いますが、水はけの良い場所で育てれば手のかからない草花です。ハナビシソウは移植に弱いため苗の流通はあまりありませんが、種からでも容易に育てることができるため、毎年のように新品種が出回っています。
ハナビシソウは他の草花との混合種子も売られており、公園や公共スペースなどの広い空間の花畑に使われることもあります。
立夏
今月の5日は、二十四節気の「立夏(りっか)」です。
暦の上では、この日から夏が始まり、立秋の前日まで続きます。
5月5日は「端午の節句(たんごのせっく)」ですが、「端午」とは、「月の初めの午(うま)の日」を意味します。
5月が十二支でいう午の月であることから、「端午」といえば5月5日をさすようになったようです。
さわやかな晴天が続く時期にあたりますが、今年は新型コロナウイルス感染症対策を継続しつつ、体調管理にはくれぐれもお気をつけください。
期限は、6月1日
・3月決算法人の確定申告(法人税、消費税・地方消費税、法人事業税、法人住民税)
・9月決算法人の中間申告
上記の申告書の提出期限および税金の支払い期限は、6月1日(月)となります。ご注意ください。