2020年10月の税金支払期限のお知らせ 秋分・ススキ

ススキ

ススキ(薄)は、平地からやや高い山までの、高原、草原、道端、空き地に広く見られます。ススキの原産地は中国など東アジアとされ、朝鮮半島、中国、台湾、マレーシアなどに分布しています。

ススキの名は「すくすく育つ」という意味に由来していると言われており、ススキの別名「尾花(おばな)」は、ススキの穂の形状が動物の尾に似ているところから付いた名だと言われています。「萱(かや)」または「茅(かや)」はススキの昔の呼び名です。

かつてススキは茅葺屋根(かやぶきやね)をふく材料としても重要であり、人里近くには必ず萱場(かやば)と呼ばれるススキを採集するための場所がありました。

ススキは秋を象徴する植物として日本文化の中で重要な植物であり、十五夜の飾りや花鳥画、蒔絵などの秋草紋様、薄(ススキ)ミミズクなどの郷土玩具などに見られます。

ススキの開花時期は8月~10月で、花の色には白 、赤 、緑があります。

ススキの穂は長さ15cmほどで、穂の銀色に光る毛は芒(のぎ)と呼ばれる部分です。これが風に乗ってタネが飛んでいきます。

ススキの葉は根際や茎からたくさん出て、縁には鋭い鉤状のぎざぎざ(鋸歯)があります。

ススキは多数の茎が群がって大きな株となり、頑丈な根を多数周囲に伸ばしますが、冬は地上部が枯れて風情ある「枯れススキ」となります。

秋の七草のひとつでもあるススキの代表的な種類には、「タカノハススキ」、「イトススキ」、「シマススキ」、「クライン・シルバースパイン」がありますが、「西洋ススキ」と呼ばれることもある「パンパスグラス」とは別種です。

「タカノハススキ」は葉に薄黄色の斑が横縞のように入るススキで、「Zebra grass(ゼブラグラス)」という英名もあります。草丈が2mくらいまで大きくなります。

「イトススキ」は葉が通常のススキよりも細く、草丈は1m程度にしかならないため育てやすい品種で、「シマススキ」は葉に縦の白斑が入るタイプのススキです。

「クライン・シルバースパイン」はオランダで改良された品種です。穂が美しく大きく生長しますが、冬になっても枯れた状態で地上部が残ります。

秋分

今月の22日は、二十四節気の「 秋分( しゅうぶん)」です。

『異国の月見』

この日を境に日が短くなり、秋の夜長に向かいます。

秋分の日の前後に先祖のお墓参りをする方もいらっしゃることでしょう。

「暑さ寒さも彼岸まで」と言われていますが、日中と夜とでは気温の変化も大きくなりますので、体調管理にはくれぐれもお気をつけください。

期限は、10月12日

・毎月支払いの場合の9月分の源泉所得税・住民税の特別徴収税

上記の支払期限は、10月12日(月)となります。ご注意ください。