アベリア
アベリアはスイカズラ科ツクバネウツギ属の常緑または落葉の低木で、公園や道路沿いに数多く植栽されています。
アベリアは19世紀中期にイタリアで「アベリア・キネンシス種」と「アベリア・ユニフローラ種」から作出された園芸品種で、四季咲きと言えるほど長い開花期や半常緑でありながら寒さに強いという特徴があります。
アベリア・キネンシス種とアベリア・ユニフローラ種は、ともに中国が原産です。アベリアの仲間は日本や中国、ヒマラヤ、メキシコに15種が分布し、日本には4種が自生しています。
アベリアは別名「ツクバネウツギ(衝羽根空木)」や「ハナツクバネウツギ(花衝羽根空木)」、「ハナゾノウクバネウツギ(花園衝羽根空木)」とも呼ばれますが、ウツギに似た姿でプロペラのように広がる5枚の萼が花後も残り羽根つきの羽根のように見えることに由来しています。
アベリアの開花時期は5月中旬~10月と大変長いのが特徴で、熱帯植物によく見られるのと同様に環境がよければ時なしで成長して次々と花芽をつくります。アベリアの花自体は小さく、全体で2㎝程度の長さです。
アベリアの花色は白やピンクなどですが、白い花をつける品種も花のつけ根はピンク色になることがあります。
アベリアの葉は寒い土地では冬になると落ちてしまいますが、暖地なら常緑のため一年を通して葉を鑑賞するのも可能です。品種によっては、カラーリーフとしても楽しめるものがあります。
アベリアの樹高はそれほど高くはなく、1m~1.5mが基本です。アベリアは病害虫の被害も少なく強健で育てやすい樹木で剪定や刈り込みに強く、生け垣や目隠しとして使われることもあります。
アベリアの代表的な園芸品種としては「エドワード・ゴーチャー」や「フランシス・メイソン」、「コンフェティ」などがあります。
エドワード・ゴーチャーは花がピンクの品種で、ややふっくらとした花をつけます。エドワード・ゴーチャーの葉は一般のアベリアよりも小さく、全体的に小型です。
フランシス・メイソンは葉の縁に大きく黄色の斑が入り、特に春と秋に色が冴え庭が明るい印象となります。フランシス・メイソンの花は白色で、斑が入る以外は一般のアベリアとほぼ同じ性質です。
コンフェティは葉の縁にクリームホワイトの斑が入り、新芽は赤みを帯びています。コンフェティは成長が遅く、寒さに当たると斑の部分が紅葉します。
寒露
今月の8日は、二十四節気の「寒露(かんろ)」です。
暦の上では草木に冷たい露が降りる頃で、秋の長雨が終わり、ぐっと秋が深まります。
稲刈りが終わり新米が出始め、秋の野菜や秋のフルーツの収穫もたけなわとなります。
また、北の方から紅葉の便りも届き、秋の行楽シーズンにもなりますが、体調管理にはくれぐれもお気をつけください。
期限は、10月31日
・8月決算法人の確定申告(法人税、消費税・地方消費税、法人事業税、法人住民税)
・2月決算法人の中間申告
上記の申告書の提出期限および税金の支払い期限は、10月31日(金)となります。ご注意ください。