ナリヒラヒイラギナンテン
ナリヒラヒイラギナンテン(業平柊南天)はメギ科メギ属の常緑低木で、以前はマホニア属であったことから「マホニアコンフューサ」の名前でも流通していることが多い植物です。
ナリヒラヒイラギナンテンは中国を原産とする雌雄同株で、別名「ヤナギバヒイラギナンテン(柳葉柊南天)」とも呼ばれています。
ナリヒラヒイラギナンテンの名は葉が細くてすらっと見栄えが良いため、平安時代の貴族で美男子の代名詞でもある「在原業平(ありわらのなりひら)」に喩えられたことに由来すると言われています。
ナリヒラヒイラギナンテンは樹木の高さが1~2m程度と低く丈夫な性質から、公園やショッピングモール、リゾートホテルなどの植栽のほかマンションのエントランス、戸建て住宅の植え込みに使用されることも多くなっています。
ナリヒラヒイラギナンテンの開花時期は10月~12月で、「ヒイラギナンテン(柊南天)」に近い黄色の花を房状につけます。
ナリヒラヒイラギナンテンの花にはスズメバチが寄ってくることでも知られています。ナリヒラヒイラギナンテンの花は舌が短いスズメバチでも蜜を吸いやすい形状で、開花時期がスズメバチの活動時期と重なっていることから注意が必要です。
ナリヒラヒイラギナンテンの果実は最初は緑で、次第にブルーベリーと似た黒紫になります。
ナリヒラヒイラギナンテンの葉は細くてギザギザとしていますが葉の色合いは季節によって印象が変わり、春は赤みがかり晩秋以降は紫がかった濃緑色になります。
ナリヒラヒイラギナンテンは数百種類あるというヒイラギナンテンの園芸品種であり、「ホソバヒイラギナンテン(細葉柊南天)」の近縁種です。
ナリヒラヒイラギナンテンとヒイラギナンテン、ホソバヒイラギナンテンは葉にヒイラギに似たとげがあることで似ていますが、それぞれの特徴による見分け方があります。
ヒイラギナンテンは葉が幅広い卵状披針形であるのに対し、ホソバヒイラギナンテンとナリヒラヒイラギナンテンは葉が細長い点で異なります。
ホソバヒイラギナンテンは葉が3~4対で葉のとげが硬く触ると痛いのに対し、ナリヒラヒイラギナンテンは葉が5対以上あり葉のとげが柔らかく触っても痛くない点で区別できます。
小雪
今月の22日は、二十四節気の「小雪(しょうせつ)」です。
暦の上では、雨が雪にかわって舞いはじめる頃という意味ですが、真冬でも雪があまり降らない地域であっても、寒さが日増しに感じられるようになってくることもあり、冬の入口にあたると言えるでしょう。
木々の葉が落ち、山には初雪の便りが届く時期ですので、足元が冷えるように感じられ、こたつやヒーター等で暖をとることも多くなるのではないでしょうか。
空気も乾燥してくることと思いますので、体調管理にはくれぐれもお気をつけください。
期限は、12月10日
・毎月支払いの場合の11月分の源泉所得税・住民税の特別徴収税
上記の支払期限は、12月10日(水)となります。ご注意ください。



