マユハケオモト
マユハケオモト(眉刷毛万年青)はヒガンバナ科 マユハケオモト属(ハエマンサス属)の球根植物で、南アフリカから熱帯アフリカに分布しています。
マユハケオモトという名前は大きな緑色の葉が「オモト(万年青)」に似ていること、そして花が「刷毛」のようだからということに由来します。
南アフリカ原産のマユハケオモトは、日本には明治初期に渡来しました。
マユハケオモトは日陰を好みますが、太く水分を含んだ多肉質の茎のため乾燥した地域を得意とする植物です。
マユハケオモトはハエマンサスの白花種で、花径は3~5㎝ほどあります。先が黄色いのが雄しべで、先が裂けているのが雌しべです。
マユハケオモトは冬生育型(夏期休眠性)と、夏生育型(冬季休眠性)の大きく2つに分かれます。冬生育型は葉が分厚く夏に葉をつけたまま休眠する品種と落葉して休眠する品種に分かれ、いずれも9~11月に花を咲かせます。
夏生育型は葉が薄く冬に葉をつけたまま休眠する品種と落葉して休眠する品種に分かれ、6~8月に開花します。
冬生育型も夏生育型も葉が出ている期間に球根を生長させ、大きく育った球根は大きな花を咲かせます。
マユハケオモト属の種類は60種ほどありますが、マユハケオモトのほかにも「ハエマンサス・ムルティフロルス」や「アカバナマユハケオモト」がよく知られています。
ハエマンサス・ムルティフロルスは6~8月頃に開花し、高さ30~40㎝の花茎の先端に花が球状に集まるように花をつけます。ハエマンサス・ムルティフロルスは別名「センコウハナビ(線香花火)」や「フットボールリリー」と呼ばれ、親しまれています。
アカバナマユハケオモトは別名「コクシネウス」と呼ばれ 、南アフリカ南西部に自生しています。アカバナマユハケオモトは9月頃に高さ30㎝ほどの太い花茎を伸ばし、先端に花径5~10㎝ほどの深紅の花が集まって咲きます。アカバナマユハケオモトの英名「 Blood lily 」は、アカバナマユハケオモトの花色に由来します。
なお引っ越し等で贈られるオモトはキジカクシ科オモト属のため、マユハケオモトとは違う種類の植物です。
秋分
今月の23日は、二十四節気の「 秋分( しゅうぶん)」です。
この日を境に日が短くなり、秋の夜長に向かいます。
秋分の日の前後に先祖のお墓参りをする方もいらっしゃることでしょう。
「暑さ寒さも彼岸まで」と言われていますが、日中と夜とでは気温の変化も大きくなりますので、体調管理にはくれぐれもお気をつけください。
期限は、10月10日
・毎月支払いの場合の9月分の源泉所得税・住民税の特別徴収税
上記の支払期限は、10月10日(金)となります。ご注意ください。