チユウキンレン
チユウキンレン(地湧金蓮)はバショウ科ムセラ属の多年草で、1種だけの「ムセラ属(小型のバショウ属)」に分類されています。
チユウキンレンは中国南部の山岳地帯原産で、中国雲南省やインドシナ半島の標高1,000~2,500mに自生しています。
チユウキンレンは1999年に開催された昆明国際園芸博で発表され、日本には2000年の淡路花博の時に渡来しています。原産地ではチユウキンレンは常緑多年草で根茎は-18℃ぐらいまで耐えることができますが、日本では葉は冬に枯れて春にまた生えます。
チユウキンレンの名前は金色の苞葉が「ハス(蓮)」の花のように開き、地面から上に向かって花をつけることに由来します。チユウキンレンの別名には「チャイニーズイエローバナナ(中国の黄色のバナナ)」や「地涌金」、「タイカンバナナ(耐寒バナナ)」、「ムセラ・ラシオカルパ(長く軟らかい細い毛を持つ果実)」があります。
チユウキンレンの開花時期は6~10月で、秋にかけて長期間咲き続けます。
チユウキンレンは子株を植えて4年ぐらいすると株が大きくなり、茎の先に黄色い苞が何重にも砲弾状に重なった肉穂花序ができます。
チユウキンレンの苞が外側から1枚開くとともに筒状の黄色い花が8~10個ずつ現れて、円周状に並び300日以上にわたって咲きます。 苞の開いた花は、直径約30㎝程になります。
チユウキンレンの葉は葉柄が長く、基部は茎を鞘状に包んでいます。葉身はバショウに似た形で、中脈が太くなっています。
チユウキンレンの葉はバナナの葉に似ていますが、果実は食べられません。チユウキンレンはムセラ属なのに対して、バナナはバショウ属のため属が異なります。
チユウキンレンの開花した株はバナナと同様に枯れますが、脇芽が出てきてまた翌年も楽しめます。
チユウキンレンは観賞用に栽培されるほか花を止血剤、葉の汁を解毒剤としても用いられています。
チユウキンレンは変わった形の花ですが、ある程度の寒さにも暑さにも強く比較的栽培も容易なため鉢植えなら日本全国で栽培が可能です。
白露
今月の7日は、二十四節気の「白露(はくろ)」です。
暦の上では、秋の気配が深まり、草花に朝露がつきはじめる頃という意味ですが、実りの秋を前に台風が心配な時期でもあります。
また、涼しくなるにつれて夏の疲れも出やすい時期となりますので、体調管理にはくれぐれもお気をつけください。
期限は、9月30日
・7月決算法人の確定申告(法人税、消費税・地方消費税、法人事業税、法人住民税)
・1月決算法人の中間申告
上記の申告書の提出期限および税金の支払い期限は、9月30日(火)となります。ご注意ください。