ムラサキカタバミ
ムラサキカタバミ(紫片喰)はカタバミ科カタバミ属の多年草で、日当たりの良い肥沃な土地を好みます。
ムラサキカタバミの名前は花色に由来しますが、和名の「紫酢漿草(むらさきすいもぐさ)」は葉茎にシュウ酸を含むため噛むと酸味を感じることにちなみます。
カタバミの中には在来種もありますが、ムラサキカタバミは外来種です。ムラサキカタバミの原産地は南アメリカで、江戸時代末期に日本に伝わりました。
昭和の中期までムラサキカタバミは観賞用の珍しい植物として栽培されていましたが、繁殖力が強いため現在では雑草として日本各地の道端や空き地、花壇の隅などに自生しています。ムラサキカタバミは、環境省に「要注意外来生物」と指定されています。
ムラサキカタバミの開花時期は5月~10月で、花径1〜2㎝ほどの小さな花を咲かせます。
ムラサキカタバミの花色は青みがかった紫色のほか、白色や黄色といった花も存在します。ムラサキカタバミの5弁の花は、花の中心の色が白く抜けているのが特徴です。
ムラサキカタバミの花は夜になると花びらを閉じ、朝になると花びらを開きます。
ムラサキカタバミは種子ではなく根に形成される「木子(きご)」を媒介にして繁殖していくため、除草の際には根をしっかりと処理することが大切です。
ムラサキカタバミが属している「カタバミ」は中南米や南アフリカを原産として世界に広く分布している植物で、約850種類にものぼります。種類によって花の色や葉の枚数が異なり、開花時期も春から夏のタイプと秋から冬に咲くものに分かれます。
ムラサキカタバミによく似ている花に「イモカタバミ(芋片喰)」や「ベニカタバミ(紅片喰)」があります。
イモカタバミの花色は濃いピンク色をしており、見た目は「シバザクラ」のような色をしているのが特徴です。イモカタバミの花の中心は白くなく、花に対し葉が大きく光沢もありません。
ベニカタバミは他のカタバミ類よりも小ぶりな葉をつけるのが特徴で、ムラサキカタバミやイモカタバミが2~4㎝の葉をつけるのに対しベニカタバミは2㎝ほどの大きさしかありません。ベニカタバミの葉は「シロツメクサ(クローバー)」に近い形状をしており、葉に浅く切れ込みがあります。
立秋
今月の7日は、二十四節気の「 立秋( りっしゅう)」です。
暦の上では、秋が始まる頃という意味です。
今年のお盆は実家に帰られてすごすという方もいらっしゃるでしょうが、引き続き暑い日が続きそうです。
体調管理には、くれぐれもお気をつけください。
期限は、9月1日
・6月決算法人の確定申告(法人税、消費税・地方消費税、法人事業税、法人住民税)
・12月決算法人の中間申告
上記の申告書の提出期限および税金の支払い期限は、9月1日(月)となります。ご注意ください。