
カロライナジャスミン
カロライナジャスミン(格阿利納茉莉花)は、ゲルセミウム科ゲルセミウム属の常緑つる性植物です。カロライナジャスミンは北アメリカ南西部、亜熱帯・熱帯アメリカ原産で、自生地のサウスカロライナ州では州の花とされています。
カロライナジャスミンの名前は、アメリカのノースカロライナ州やサウスカロライナ州に自生して甘い花の芳香があることに由来しています。カロライナジャスミンは「ジャスミン」という名前が付いていますが、オウバイやキソケイなどモクセイ科のジャスミンとは別の植物です。
カロライナジャスミンの別名には「ゲルセミウム」や「イエロージャスミン」、「トランペットフラワー」、「ニセジャスミン」があります。
カロライナジャスミンは丈夫な性質を持ち、あまり環境を選ばずに育つことから都市部の街路や遊歩道、公園やショッピングモールの植え込みなどに使われることが多くなっています。またパーゴラやフェンスへの誘引、あんどん仕立ての鉢植え、ブッシュ状のグラウンドカバーなど様々な楽しみ方ができます。
カロライナジャスミンの開花時期は4月~6月頃で、ラッパ状の鮮やかで黄色い花を次々に咲かせます。
カロライナジャスミンの花径は約2㎝で、一重咲きと八重咲きの品種があります。
カロライナジャスミンのつるの長さは約3m~7mで、葉の大きさは6㎝~7㎝程度です。カロライナジャスミンの葉は厚手で緑色が濃く、秋になると紅葉を楽しむことができます。
カロライナジャスミンは根や茎を含む木全体に「ゲルセミン」という有毒物質を含み、肌が弱い人は樹液が皮膚に付着するだけでかぶれを起こすこともあるほか誤って口にすると下痢や嘔吐、そして場合によっては意識障害や心臓麻痺を引き起こします。
カロライナジャスミンと似ている木としては、「ハゴロモジャスミン」がよく知られています。
カロライナジャスミンが黄色い花であるのに対して、ハゴロモジャスミンは白い花を咲かせる品種です。
ハゴロモジャスミンは「マツリカ」や「ソケイ」などが含まれるモクセイ科ソケイ属の花で、香りはカロライナジャスミンより強めです。
カロライナジャスミンは有毒物質を含みますがハゴロモジャスミンは無毒であり、ジャスミンティーにも使われます。ハゴロモジャスミンは、カロライナジャスミンよりも小さな子供やペットのいる家庭では扱いやすい植物と言えます。
小満
今月の21日は、二十四節気の「小満(しょうまん)」です。
暦の上では、農家が田植えの準備を始める頃であり、動植物にも活気があふれます。
また、秋にまいた麦の穂がよく熟する頃で安心する(少し満足する)という意味もあります。
陽気もよくなり草木が成長して茂る頃ですが、まだ身体が暑さに慣れていない時期ですので、熱中症の対策等をしつつ、体調管理にはくれぐれもお気をつけください。
期限は、6月10日
・毎月支払いの場合の5月分の源泉所得税・住民税の特別徴収税
上記の支払期限は、6月10日(火)となります。ご注意ください。