パンジー
パンジーはヨーロッパに分布する数種のスミレ類を掛け合わせてできた、一年草の園芸植物です。パンジーは、別名「サンシキスミレ(三色菫)」と呼ばれることもあります。
パンジーの名前はフランス語の「パンセ(考える)」に由来し、花の咲いている姿が物思いにふけっているように見えるところから名付けられました。パンジーは、ポーランドの国花にもなっています。
パンジー改良の歴史は19世紀初頭イギリスではじまり、現在も続いています。花の大きさで言うと、ごく小輪の野生種からはじまり、超巨大輪とも言われる10cmを越す品種に達しました。19世紀末にはフランスやオランダ、ドイツでも改良されるようになり、現在よく見られるブロッチ(花の中心に入る黒い目)のある品種がフランスで生まれました。
パンジーが日本に入ってきたのは、江戸時代末の1864年頃とされています。当時は「遊蝶花」、「胡蝶草」などと呼ばれていました。パンジーが一般に栽培されるようになったのは、戦後からです。日本での育種は現在でも非常に盛んで、種苗会社や個人育種家によって多くの品種が作出され続けています。
パンジーの開花時期は、10月下旬~5月中旬です。
パンジーの花色には紫、白、ピンク、オレンジ、黄色、赤、青、茶、黒、複色などがあります。
パンジーは食べられる花「エディブルフラワー」としても人気があります。パンジーの花にはβカロテンや繊維質が多く含まれるなど栄養が豊富で、料理やスイーツに用いられています。
パンジーは花壇やプランター、鉢植え、ハンギングなど用途は幅広く、春の園芸には欠かせない草花のひとつです。
パンジーと花姿が非常によく似ている花に、「ビオラ」があげられます。
かつては花径が4㎝以上の大輪のものはパンジー、小輪多花で株立ちになるものはビオラといったような分け方がされていましたが、現在は人工交配により花径の大きいビオラなども登場し、両者の境界は曖昧となっています。
海外では単にパンジーと呼ばれているグループを「ガーデン・パンジー(Garden Pansy)」、ビオラに当たるグループは「タフテッド・パンジー(Tufted Pansy)」と区別しています。
パンジーとビオラには、大変多くの園芸品種があります。多くの育種家の手により、いまも次々と新品種が作出され、その多彩さは園芸植物のなかでも群を抜いています。
大寒
寒中お見舞い申し上げます。
今月の20日は、二十四節気の「大寒(だいかん)」です。
暦の上では、冷え込みもはげしく、寒さが最も厳しくなる頃という意味ですが、大寒に産まれた卵を食べると、金運や健康運がつくといわれています。
この時期を乗り切れば春が近いとされ、 古来より凍り豆腐、寒天、酒、味噌などといった寒気を利用した食物の仕込みが行われてきました。
空気が冷たく乾燥していることから、感染症が流行する時期でもありますので、体調管理にはくれぐれもお気をつけください。
期限は、2月10日
・毎月支払いの場合の1月分の源泉所得税・住民税の特別徴収税
上記の支払期限は、2月10日(木)となります。ご注意ください。
また、この時期になると、日本年金機構から「公的年金等の源泉徴収票」が届き始めていることと思います。確定申告のときに必要となりますので、なくさないように保管していただきますようお願いいたします。