ギボウシ
ギボウシは日本および東アジアが原産で、やや湿り気のある土壌を好み、主に山野の林の中や草原、湿原などに自生するユリ科の多年草です。
ギボウシは日本では古くから観賞用に庭などに植えられていましたが、園芸品種ができたのは江戸時代中期から後期で、ヨーロッパにはシーボルトらによって紹介されました。
ギボウシという名前は、つぼみの姿が橋や神社など柱の上に付けられている装飾の一種で、タマネギのような形をしている「擬宝珠(ぎぼし、ぎぼうしゅ)」に似ていることに由来するといわれています。
海外でギボウシは属名の「ホスタ」と呼ばれていますが、アメリカでは非常に人気が高い植物のため数多くの園芸品種が作られ、葉を鑑賞する「リーフプランツ」として広く用いられています。
ギボウシの開花時期は7月~8月で、白から淡紫色の細長い花を多数咲かせます。
ギボウシの花は一日花で、品種によって長さが3cmのものや15cmのものもあります。
ギボウシの葉は根元にまとまってつきます。葉は種類によって光沢のあるもの、つや消しのもの、白粉を帯びるもの、しわの目立つものなどがあります。また、多数の斑入りの園芸品種が育成されています。
ギボウシは比較的、日陰でもよく育つので日陰の庭などによく用いられますが、冬は地上部が枯れてしまいます。
ギボウシは東アジアを中心に約40種類近く分布していますが、葉の色や形、大きさも様々で、大型種、中型種、小型種の3タイプに分類されています。
大型種には、ギボウシの中では最も大型の部類で花色は紫や白の「オオバギボウシ」、オオバギボウシの園芸品種で葉は灰緑色を帯びる「トウギボウシ」、白い花で芳香を放つ「マルバタマノカンザシ」があります。
中型種には、やや細長い葉に白や黄白色のすじ模様が不規則に入り、花は紫がった白色の「スジギボウシ」、青みがかった紫色の花をたくさん咲かせ、花は途中で膨らんで釣鐘のような形になる「ムラサキギボウシ」、1株から複数の花茎を出し、紫色の花を咲かせる「サクハナギボウシ」があります。
小型種には、葉はへら状で這うように広がるのでグラウンドカバーに適している「コバギボウシ」、ギボウシの中では最も小型の部類に入り、鉢植え向きの「オトメギボウシ」があります。
大暑
暑中お見舞い申し上げます。 今月の22日は、二十四節気の「大暑(たいしょ)」です。
古来より夏の土用丑の日には、梅干し・うどん・うりなど「う」のつくものを食べて夏バテを防止する風習がありました。
『土用丑の日のうなぎ』が広まったのは、江戸時代の蘭学者・平賀源内(ひらが げんない)が、夏場の営業不振に悩んでいたうなぎ屋に「歌人として有名な大伴家持(おおともの やかもち)が『万葉集』で知人の夏やせ防止にうなぎを勧める歌を詠んでいる」と助言したためだと言われています。
夏の暑さが最高になる時期になりますので、こまめに水分を補給する等、体調管理にはくれぐれもお気をつけください。
期限は、8月11日
・毎月支払いの場合の7月分の源泉所得税・住民税の特別徴収税
上記の支払期限は、8月11日(火)となります。ご注意ください。