2020年1月の税務申告のお知らせ 小寒・マンリョウ

マンリョウ

マンリョウ(万両)は、光沢のある果実と常緑の濃緑色の葉を観賞する縁起植物として親しまれています。

マンリョウは台湾、朝鮮半島、中国、インドなど広い範囲に分布する常緑性の低木で、常緑広葉樹林の下のように一年を通して直射日光の当たらない半日陰の場所に自生しています。

マンリョウは日本では主に関東地方より西に分布しており、古典園芸植物として古くから愛され、盆栽や和風庭園の庭木として植えられています。

マンリョウの名前の由来は、マンリョウと同じように赤い実をつける「センリョウ(千両)」より美しく、価値が高いとされて「マンリョウ(万両)」と称されるようになったといわれています。

マンリョウの花は、7月から8月頃に1センチに満たないピンクがかった白い小さな花を枝先にたくさん咲かせます。

またマンリョウの葉は長さ10センチほどで、葉は長楕円形で光沢があり、縁がシワシワに波打つのが特徴です。

マンリョウが実をつけるのは晩秋から冬にかけてで、鉢物としてセンリョウなどと共に正月飾りに用いられます。

マンリョウは赤い実(写真の下部)が一般的ですが、白い実(写真の上部)の「シロミノマンリョウ」、黄色い実の「キミノマンリョウ」もよく出回っています。

江戸時代にはマンリョウの品種改良が流行したため、実が大きい「オオマンリョウ(宝船)」、葉が赤く縁どられ、表面にも赤い砂をまいたような細かい斑がある「紅孔雀」、葉に模様が入る「千鳥」など、葉に斑の入るものや葉の形の変わったものなど園芸品種も多数存在します。

マンリョウの他にもセンリョウ・カラタチバナ(百両)・ヤブコウジ(十両)・アリドオシ(一両)といった植物は、どれも小さな赤い果実をつけますが、この果実のつく数量に基づいて「万、千、百、十、一」の順番がつけられたといわれています。

マンリョウとセンリョウは混同されることがありますが、葉の上に赤い実をつけるのが「センリョウ」で、「マンリョウ」は葉の下に実をつけます。

センリョウ・マンリョウとアリドオシを寄せ植えして「千両・万両・在りどおし」の縁起で商家の庭園などにそろって植えられることもあります。

小寒

今月の6日は、二十四節気の「小寒(しょうかん)」です。

『謹賀新年』

暦の上では、池や川の氷も厚みを増し、寒さが厳しくなる頃という意味ですが、この日を「寒の入り」といい、本格的な寒さの始まりとなります。

小寒と大寒を合わせたおよそ1か月を「寒中」または「寒の内」といい、寒さが大変厳しくなる時期ですので、体調管理にはくれぐれもお気をつけください。

期限は、1月31日

・11月決算法人の確定申告(法人税、消費税・地方消費税、法人事業税、法人住民税)

・5月決算法人の中間申告

上記の申告書の提出期限および税金の支払い期限は、1月31日(金)となります。

また支払調書の提出、各市町村への給与支払報告書、固定資産税の償却資産に関する申告の期限も1月31日(金)となりますので、ご注意ください。