オクラ
オクラは別名「陸蓮根(おかれんこん)」とも呼ばれているアオイ科の植物で、暖かい環境でよく育ちます。
オクラは、高さが50センチから2メートル位まで成長し、暖かい地方では多年草ですが、日本では一年草です。
「オクラ」という名称は、日本語のような印象を受けますが、英語の「okra」からきています。そして英語「okra」の語源は、西アフリカ・ガーナのトウィ語ですが、オクラの原産地は、アフリカの北東部だと言われています。
オクラは英語だけでなく、ドイツ語やオランダ語、スペイン語でも「okra」と呼ばれているようです。
オクラの花の開花時期は、夏から秋にかけてです。オクラの花は、黄色の大きな花弁で、ハイビスカスに似た美しい花をつけます。
オクラが日本に伝わったのは、江戸時代末期だと言われています。オクラはアメリカから伝わったため、その頃は「アメリカネリ」と呼ばれていましたが、当時はほとんど普及しませんでした。
オクラが全国的に広まったのは1970年代以降のことで、比較的新しい食材だと言えます。
また「白オクラ」は優良な系統として高く評価されていますが、第二次世界大戦後にサイパンに出征していた帰還兵が「白オクラ」の種を持ち帰り、栽培を始めたものであると言われています。
オクラは一般的には、大きくなると種が詰まって実が硬くなってしまうため、若いものを食用にします。
オクラは鮮やかな緑で、うぶ毛が密生しているものが新鮮です。ヘタの周りにガクがついていて、切り口がみずみずしいものがよいと言われています。
オクラのサヤの形は五角が市場では主流ですが、丸や八角もあります。丸サヤの代表例は沖縄を中心に栽培されている「島オクラ」で、比較的長くなってから収穫しても、やわらかいという特徴があります。
オクラはサヤの色も緑、赤、黄色の品種があります。オクラは優れた緑黄色野菜で、血中コレステロールを減らし、血圧を下げる作用や、整腸作用などがあります。
また、オクラは体の免疫力を高めてくれる夏野菜として、様々な料理にも使われています。
処暑
今月の23日は、二十四節気の「処暑(しょしょ)」です。
暦の上では暑さが終わる頃という意味ですが、まだまだ暑い日が続きそうです。
朝夕は虫の音も聞こえてくるようになりましたが、日中は残暑が厳しい日もあると思いますので、体調管理にはくれぐれもお気をつけください。
期限は、9月10日
・毎月支払いの場合の8月分の源泉所得税・住民税の特別徴収税
上記の支払期限は、9月10日(火)となります。ご注意ください。