2019年8月の税金支払期限のお知らせ 大暑・ヤマユリ

ヤマユリ

ヤマユリは、日本を原産とするユリの1種です。生花店でよくみかける「カサブランカ」の重要な交配親のひとつとして知られています。また、そのほかにもたくさんの園芸品種を生み出すために使われてきました。

ヤマユリは、漢字を当てると「山百合」で、山に生える百合(ゆり)という意味です。ヤマユリは、日陰がちの斜面や、明るい林、草原にも見られます。

ヤマユリは、東日本を中心とした本州に分布しています。1829年頃、ヤマユリはドイツ人医師シーボルトによってヨーロッパに持ち込まれましたが、このときのヤマユリの球根は開花しなかったそうです。ヨーロッパではじめてヤマユリが開花したのは、1861年イギリスでのことです。

ヤマユリの開花時期は7月から8月で、花径が約20cmもある大きな花を、1から10輪ほど咲かせます。ヤマユリの花びらには、白地に黄色い帯状の筋が入り、えんじ色か紫褐色の細かい斑点があります。開花した花からは、甘く強い香りがただようのも、ヤマユリの特徴です。

ヤマユリは、明治から大正にかけて他の日本産のユリとともに、重要な日本の輸出品のひとつでした。当時は神奈川県の丹沢山地(たんざわさんち)が群生地で、採取されたものは横浜港から大量に輸出されていました。ヤマユリは、神奈川県の県花に制定されており、多くの市町村でもシンボルフラワーとして指定されています。

ヤマユリは、数あるユリの中でも「ユリの女王」と呼ばれています。ヤマユリはユリの中でも最大級の大きさで、背丈は1〜2mと高く、笹のように細い葉っぱを茎にたくさん生やします。

ヤマユリの球根(隣茎)は、淡いクリーム色で苦みが少ないので、「ユリ根」として食べることもできます。ユリ根は「鬼百合(オニユリ)」、「小鬼百合(コオニユリ)」などの球根が有名ですが、古くから食用や薬用として利用されてきました。

ユリ根は、ほくほくとした舌触りが特徴ですが、たんぱく質が豊富で、滋養強壮効果があるともいわれています。ユリ根が使われる料理としては、「含め煮」や「茶碗蒸し」の具などが多いようです。

大暑

暑中お見舞い申し上げます。 今月の23日は、二十四節気の「大暑(たいしょ)」です。

『暑中のアサガオ』

古来より夏の土用丑の日には、梅干し・うどん・うりなど「う」のつくものを食べて夏バテを防止する風習がありました。

『土用丑の日のうなぎ』が広まったのは、江戸時代の蘭学者・平賀源内(ひらが げんない)が、夏場の営業不振に悩んでいたうなぎ屋に「歌人として有名な大伴家持(おおともの やかもち)が『万葉集』で知人の夏やせ防止にうなぎを勧める歌を詠んでいる」と助言したためだと言われています。

夏の暑さが最高になる時期になりますので、こまめに水分を補給する等、体調管理にはくれぐれもお気をつけください。

期限は、8月13日

・毎月支払いの場合の7月分の源泉所得税・住民税の特別徴収税

上記の支払期限は、8月13日(火)となります。ご注意ください。