ローズマリー
ローズマリーは常緑性の多年生植物で、長くまっすぐに伸びた茎には長さ2㎝くらいの細く長くとがった葉を付けています。葉は表面が濃い緑色で、裏面は銀灰色をしており、茎が成長すると長さ1.8メートルほどにもなります。ローズマリーは低い位置でよく茂って姿がある程度まとまるので、庭木や境界垣、花壇の縁取りなどにも広く利用されます。
ローズマリーという名前は、ラテン語で海のしずくを意味する「ロースマリヌス(Rosmarinus)」から来ており、これは野生のローズマリーが海岸の崖下などで多く自生していたところに由来します。
ローズマリーと人との関わりは非常に古くからあり、古代エジプトではお墓からローズマリーの枝が発見されています。花言葉も「記憶」で、集中力や記憶力を高めるハーブとしてよく知られており、紀元前4世紀から5世紀頃の古代ギリシャでは、記憶や思い出の象徴とされ、学生たちは髪にローズマリーの小枝をさして勉強したという言い伝えが残っています。
ローズマリーは料理、薬用、香料、縁起物など、用途の広い植物です。ヨーロッパでは生活に深く馴染みのある植物で、神話や伝説をはじめ、冠婚葬祭、年中行事、家事料理、人名に至るまで、様々な場面でローズマリーの名前を見ることができます。ローズマリーは強い芳香があり、乾燥しても香りが持続するので、刈り取った枝をそのまま部屋に吊るしたり、かごなどに入れておくだけでも消臭効果があります。
ローズマリーが日本に入ってきた正確な時期は不明ですが、19世紀はじめに書かれた書物に「マンネンロウ(迷迭草)」の名前で記載されたのが最初とされています。ローズマリーの葉から抽出した精油は「迷迭油」と呼ばれ、石けんなどに用いられていました。ローズマリーは乾燥や日射しに強くて耐寒性も高く病害虫も少ないので、歩道に沿ってよく植えられています。
ローズマリーは花色も種類によって様々ありますが、一般的によく見かけるものは紫みを帯びた淡いブルーまたは濃いブルーの花を咲かせるものが多く、冬から春にかけての観賞用としても人気があります。
立夏
今月の6日は、二十四節気の「立夏(りっか)」です。
暦の上では、この日から夏が始まり、立秋の前日まで続きます。
5月5日は「端午の節句(たんごのせっく)」ですが、「端午」とは、「月の初めの午(うま)の日」を意味します。5月が十二支でいう午の月であることから、「端午」といえば5月5日をさすようになったようです。
さわやかな晴天が続くゴールデンウィークの時期にあたり、レジャーに出かけるにもよい気候ですが、体調管理にはくれぐれもお気をつけください。
期限は、5月31日
・3月決算法人の確定申告(法人税、消費税・地方消費税、法人事業税、法人住民税)
・9月決算法人の中間申告
上記の申告書の提出期限および税金の支払い期限は、5月31日(金)となります。ご注意ください。